カテゴリー: お知らせ
令和4年6月の御朱印対応日
6月の御朱印直書き日・本堂拝観可能日をお知らせします。
19日(午前9時~11時半)
6,10,14,18,26日(午後1時~4時頃)
その他の日はご予約いただくか、タイミングが合えば直書きさせていただきます(書き置きはいつでもあります)。
ご希望があれば5月の御朱印も日付抜きで授与いたします。
お預かりでの後日お渡し、レターパック等持参での郵送ということも可能です。お預かりとお返しは9時~17時で基本的に毎日受け付けておりますのでご活用ください。お預けの際はなるべく事前に申し込み用紙かメモなどを付けていただけると有り難いです(お隣の荘厳寺様との同時受付も可能です)
また郵送対応も引き続き行います。
法務、コロナウイルスの影響により対応日の変更もございますので、ご了承ください。
6月のお便り(令和4年)
【今月の掲示板】
“お釈迦様の子”
早いもので令和4年も半年が経ちました。6月といえばやはり「梅雨入り」でしょうか。私がお便りを書いている5月末は30度を超えた日もあり実感はできませんが、予報では近畿は4日に梅雨入りということです。寒暖差が激しいので体調管理にはくれぐれもお気を付けください。
さて、随分前になりますがお釈迦様の十大弟子と言われる「智慧第一」の舎利弗尊者、「多聞第一」の阿難尊者をご紹介しました。今回は羅睺羅(ラーフラ)尊者をご紹介したいと思います。
このお方、実はお釈迦様の実子です。お釈迦様は29歳の時に釈迦族の王子の立場を捨てて出家されましたが、この羅睺羅尊者はその直前に出来た子なのです。羅睺羅は原語ではラーフラであり、“障り”という意味があります。諸説ありますが、出家しようと考えていたお釈迦様にとっては子供の誕生は、ある意味“乗り越えるべき障害”であったとも言われています。
その後、お釈迦様は出家し、さとりを開かれて、故郷に戻られるには10年以上経ってからともいわれます。この久々の帰郷の際にラーフラは未成年の見習い僧として出家し、仏道修行の道を歩みだしました。一説には「跡継ぎのために財宝を下さい」とせがんだラーフラに対しお釈迦様は仏法こそが宝であるということから、ラーフラを出家させたという伝承もあります。教団に入ったラーフラは実子である故に、甘やかされたり、嫉妬されたり苦労したそうですが、やがて不言実行の「密行第一」と呼ばれるほど、細かな戒律を厳格に守り、尊敬を集めたといいます。
この羅睺羅尊者の木像が宇治市の黄檗宗大本山萬福寺に安置されています。この像は胸の中に仏様の顔が現れる姿をしています。顔が似ていないことを揶揄された羅睺羅尊者が「顔は似ていなくても心の中に仏様がいる」と胸を開いて見せたという伝承を表しています。身分制度の強いインドで生まれ身分を問われなかったお釈迦様の教えは、見事に受け継がれていたのです。
合掌
今月は、ホタルブクロをモチーフにしています。6月初旬でしたらお寺の庭に咲いていると思います。
天福とは読んで字の如く、天から賜る幸福のことです。梅雨のこの季節、天の雨はまさに大地や生物を潤す恵みとなります。また法雨とはこの雨が仏法に例えられたもので、私たちも仏法の恵みにより心が潤うことをいいます。
「宗尊親王和歌シリーズ」です。親王像の絵は御奉納いただいたものを参考にしています。宗尊親王は当山の開基(創建者)です。史上初の皇族将軍として鎌倉幕府6代将軍に就き、その後更迭されるなど波乱に満ちたご生涯を過ごされました。和歌に非常に長けられ多くの作品を残されました。
(解釈:絶え絶えに飛んでいる蛍の光が窓辺に見えている。ただ静寂に包まれる夜更けが涼しいことよ)
カッパを着た猫と紫陽花です。
お写経を納め、阿弥陀様から「みました」の証を頂いてください。
「勇猛精進(ゆうみょうしょうじん)」とは強く勇ましい志で努力することをいいます。
「一日の計は寅にあり」とは一日の計画・目標は朝に決めることが肝心だということわざです。
左上のハンコは丑年と同じく、中国の古代漢字の「寅」をモチーフにしています。
【6月の写経会は6/25(土)です(蔓延防止措置中であれば中止します)】
*写経会の詳細は こちらから
>「京都時宗道場御朱印巡り」
年間行事予定(令和4年)
・通年…京都時宗寺院御朱印めぐり
・毎月第4土曜日14時~17時…写経会
・1月9日…総代会
・3月22日14時…春季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)
・4月8日…花まつり(釈尊降誕会)
・9月22日14時…秋季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)
御朱印帳(黄色)のご案内
御朱印帳の新色(黄色)を奉製しました(授与料:2,000円、郵送対応可)
表紙は手触りの良い布生地、中紙は良質な鳥の子紙仕様(薄い黄色)で、ビニールカバーがついています。
サイズは18cm×12cmです。
★なお、この御朱印帳をお求めの方でご希望される場合は、当山開基の「一品宗尊親王」の御朱印を授与いたします。(300円)
★今年授与した御朱印帳には表紙裏「虎」の文字を揮毫させていただいております。
*「すでに「虎」は貰っている」という方にはお好きな漢字1文字を揮毫しますのでお申し出下さい
5月のお便り(令和4年)
【今月の掲示板】
松下幸之助 氏
“こころの成長”
新緑の香りが心地よい季節となりました。
5月5日は「端午の節句(こどもの日)」ですね。端午はもともと午の月の端の日(5月の最初の午の日)だったそうですが、午と五が中国語で同じ発音だったことから5月5日が端午の節句に変わっていったそうです。菖蒲などの薬草で厄除けをしていた風習があり、鎌倉時代以降、菖蒲が「尚武」と同じ読みであったり、菖蒲の葉の形が刀に似ていたりということで、男児の健やかな成長を願う日として一般的になったようです。また中国の故事である「登竜門」(鯉が黄河を上りきり龍となった説話)から立身出世を願い、鯉のぼりを掲げる慣習ができました。江戸時代は黒色の真鯉だけだったのが、明治・大正には赤い緋鯉が加わり、昭和には家族観の変化から黒は父親、赤は母親、青い鯉やピンクの鯉などが子供を表すようになったということです。同じこいのぼりでも令和の時代観で言えば、立身出世よりも「マイペースに」、「おおらかに」成長して欲しいという願いが多いかもしれませんね。
では、大人にとっての「成長」とはどういうものでしょうか。単純な脳の働きでいうと、計算力や記憶力は学生時代に比べて劣ってきているような気がしますが、人の能力はそれだけではないですよね。知識、経験に基づく判断力や対応力は伸びていくはずです。これは人間の器の大きさと言えるかもしれません。例えば、“物事を多方面から見ることができる”、“新しい価値観を受け入れられる”という柔軟な思考です。
ただし、知識や経験にとらわれてしまってもいけないわけです。何事も理屈優先で考えてしまい、行動しなかったり、それまでの価値観に合わないものを許容できなかったりするのは、知識がある意味邪魔しているのかもしれません。仏教では常識や知識にとらわれないという考え方も必要とされます。
宗祖一遍上人は念仏の心構えで「智恵も愚痴も捨て」、「ただ愚かなるものの心に立ちかへりて念仏したまふべし」とおっしゃられます。私たちの世界が相対差別の世界(損得で比較してしまう)だからこそ、円満無欠の阿弥陀仏に帰依し、「南無阿弥陀仏」と唱えるときには、知識や理屈、計らいは必要ないと説かれているのです。
知識を持ちつつも、それにとらわれないということが大事なのでしょう。以前ある老僧が「興味を広く持ち、向上心を忘れず、変化を恐れないことが大切だ」と教えてくださいました。ありがたいお言葉を頂戴したと思っております。
合掌
端午の節句の鯉のぼりがモチーフです。右下は近所の五条大橋を消しゴムはんこにしました。子どもたちの健やかな成長を願うばかりです。
「宗尊親王和歌シリーズ」です。親王像の絵は御奉納いただいたものを参考にしています。宗尊親王は当山の開基(創建者)です。史上初の皇族将軍として鎌倉幕府6代将軍に就き、その後更迭されるなど波乱に満ちたご生涯を過ごされました。和歌に非常に長けられ多くの作品を残されました。
風ぐるまが気になる猫と折り紙の兜です。
お写経を納め、阿弥陀様から「みました」の証を頂いてください。
「勇猛精進(ゆうみょうしょうじん)」とは強く勇ましい志で努力することをいいます。
「一日の計は寅にあり」とは一日の計画・目標は朝に決めることが肝心だということわざです。
左上のハンコは丑年と同じく、中国の古代漢字の「寅」をモチーフにしています。
【5月の写経会は5/28(土)です(蔓延防止措置中であれば中止します)】
*写経会の詳細は こちらから
>「京都時宗道場御朱印巡り」
年間行事予定(令和4年)
・通年…京都時宗寺院御朱印めぐり
・毎月第4土曜日14時~17時…写経会
・1月9日…総代会
・3月22日14時…春季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)
・4月8日…花まつり(釈尊降誕会)
・9月22日14時…秋季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)
令和4年5月の御朱印対応日
5月の御朱印直書き日・本堂拝観可能日をお知らせします。
19,23日(午前9時~11時半)
8,21,29日(午後1時~4時頃)
*平日の対応日は基本的に堂外からのご参拝となります。堂内拝観ご希望の方は、事前にご連絡下さい。
その他の日はご予約いただくか、タイミングが合えば直書きさせていただきます(書き置きはいつでもあります)。
ご希望があれば4月の御朱印も日付抜きで授与いたします。
お預かりでの後日お渡し、レターパック等持参での郵送ということも可能です。お預かりとお返しは9時~17時で基本的に毎日受け付けておりますのでご活用ください。お預けの際はなるべく事前に申し込み用紙かメモなどを付けていただけると有り難いです(お隣の荘厳寺様との同時受付も可能です)
また郵送対応も引き続き行います。
法務、コロナウイルスの影響により対応日の変更もございますので、ご了承ください。
令和4年4月の御朱印対応日
4月の御朱印直書き日・本堂拝観可能日をお知らせします。
6,8,13,19日(午前9時~11時半)
8,10,24日(午後1時~4時頃)
*8日午後は2時の法要後〜御朱印対応となります
*平日の対応日は基本的に堂外からのご参拝となります。堂内拝観ご希望の方は、事前にご連絡下さい。
その他の日はご予約いただくか、タイミングが合えば直書きさせていただきます(書き置きはいつでもあります)。
ご希望があれば3月の御朱印も日付抜きで授与いたします。
お預かりでの後日お渡し、レターパック等持参での郵送ということも可能です。お預かりとお返しは9時~17時で基本的に毎日受け付けておりますのでご活用ください。お預けの際はなるべく事前に申し込み用紙かメモなどを付けていただけると有り難いです(お隣の荘厳寺様との同時受付も可能です)
また郵送対応も引き続き行います。
急務、コロナウイルスの影響により対応日の変更もございますので、ご了承ください。
4月のお便り(令和4年)
【今月の掲示板】
“桜とご縁”
新年度が始まりました。4月8日には、お釈迦様の誕生日を祝福する「降誕会(ごうたんえ)」があります。昨年は初めて本堂前に誕生仏を出してお祝いしました。今年もお飾りする予定ですのでお参りの際はぜひご覧ください。
お釈迦様はルンビニー園という花園でお生まれになりました。伝承では、お母様であるマーヤー夫人がお産の帰省途中に立ち寄った際に、アショーカ(無憂樹)の花が咲いていたので手を伸ばしたところ夫人の右脇から出生なされたといいます(脇から生まれるというのは古代インドの高貴な身分の出生を表すとされます)。このような誕生説話、そしてこの時期日本では桜が開花するということもあり、お釈迦様の誕生のお祝いは「花まつり」と呼ばれるようになりました。
桜は日本人にとって最もなじみ深い花かと思いますが、その人気は平安時代までさかのぼるといいます。奈良時代までは和歌で単に「花」といえば、中国から伝来した梅のことを指していましたが、平安時代は国風文化の影響とともに「花」は桜のことを指すようになりました。優雅な姿とともに散り行く儚さも桜の魅力の一つです。福田寺開基・宗尊親王(むねたかしんのう)も「春ごとに とまらぬものを 花と言ひて 今年もいたく 散る桜かな」(毎年の春に咲いては散ってとどまらないものを花というのであって、今年もいたく散っていく桜であることよ)と詠まれています。年がら年中咲き続けていては、どのように美しい花でもこれほど人の心を打つことはないのです。この無常観は仏教の「諸行無常」という考え方が強く影響しています。「ものごとに不変のものはなく、すべては移ろいゆく」というお釈迦様が示された真理です。
草木が成長し、花が咲き、実をつける、という変化は当然のように見えますが、そうではありません。この変化には常に「縁(えん)」が必要です。縁とは変化の補助となるもので、植物にとっての縁は土や太陽、水といったものです。私たち人間の成長、変化にも縁が常に働いています。今ある自分は無数の縁の中で存在していると気が付けば、自ずと周りに感謝の心や報恩の言動が生まれるのではないでしょうか。そしてその心や言動は良縁となり幸せが繋がっていくはずです。出会いの春、気持ち新たに多くのご縁を結んでいきたいものです。
合掌
当山の御本尊である阿弥陀如来像は右袖が垂れていないので「片袖の弥陀」とも言われます。
4月はお庭に咲くヤマブキをモチーフにしております。
お釈迦様の誕生日である4月8日の降誕会(花まつり)をモチーフにしています。お釈迦様はルンビニーの花園でお生まれになり、すぐに「天上天下唯我独尊」と宣言したと伝わります。
「宗尊親王和歌シリーズ」です。親王像の絵は御奉納いただいたものを参考にしています。宗尊親王は当山の開基(創建者)です。史上初の皇族将軍として鎌倉幕府6代将軍に就き、その後更迭されるなど波乱に満ちたご生涯を過ごされました。和歌に非常に長けられ多くの作品を残されました。
「春ごとに とまらぬものを 花と言ひて 今年もいたく 散る桜かな」
解釈:毎年の春に咲いては散ってとどまらないものを花というのであって、今年もいたく散っていく桜であることよ)
タケノコが気になる猫とヒヤシンスです。
お写経を納め、阿弥陀様から「みました」の証を頂いてください。
「勇猛精進(ゆうみょうしょうじん)」とは強く勇ましい志で努力することをいいます。
「一日の計は寅にあり」とは一日の計画・目標は朝に決めることが肝心だということわざです。
左上のハンコは丑年と同じく、中国の古代漢字の「寅」をモチーフにしています。
【4月の写経会は4/23(日)です(蔓延防止措置中であれば中止します)】
*写経会の詳細は こちらから
>「京都時宗道場御朱印巡り」
年間行事予定(令和4年)
・通年…京都時宗寺院御朱印めぐり
・毎月第4土曜日14時~17時…写経会
・1月9日…総代会
・3月22日14時…春季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)
・4月8日…花まつり(釈尊降誕会)
・9月22日14時…秋季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)
3月のお便り(令和4年)
【今月の掲示板】
「地に空に平和を」- 湯川秀樹
“極楽の鳥”
「2月は逃げる」と言いますが、まさにあっという間に3月を迎えました。京都府では蔓延防止措置が3月6日まで延長され、気軽な外出もままならなくなりました。当寺も2月の写経会は中止とさせていただきました。したいことが自由にできず、時間だけが経つというのは残念でなりません。何か現状でも行える、現状だからこそできる活動を探っていきたいと思います。
さて今年の春のお彼岸は18日(金)~24日(木)までです。彼岸とはさとりの世界、つまり極楽浄土をさしています。彼岸は太陽が真西に傾くことから、西方極楽浄土に思いをはせる日でもあります。この極楽浄土の様子が描かれる経典の一つに『阿弥陀経』があります。当寺では月参りや、法事でもお読みすることが多い経典です。少し紹介しますと、「極楽とはいかなる苦しみない場所で、あらゆるものが金・銀・瑠璃・水晶といった宝石でできている。池には青黄赤白といった蓮の花がそれぞれの光で輝いている。」といった様子です。
さらに白鵠(びゃっこう)・孔雀(くじゃく)・鸚鵡(おうむ)・舎利(しゃり)・迦陵頻伽(かりょうびんが)・共命鳥(ぐみょうちょう)といった6種類の鳥が登場します。孔雀と鸚鵡以外は空想のものもあり馴染みがないかもしれません。これらの鳥は極楽世界でいつも優雅な声で鳴いており、その声はそのまま仏様の教えにほかならず、極楽の人々はその鳴き声を聞き、常に仏・法・僧を心に念じるといいます。そしてこの鳥たちが、阿弥陀仏が形を変えて現れた姿だと説かれています。
仏教には「薫習(くんじゅう)」という言葉があります。お香を焚いたら衣服に薫りが染みついていくように、その人の言動がその人自身の心の中に染みつき影響を与えるという考え方です。また、正しい教えを聞くことでその人に清らかな影響があらわれることを「聞熏習(もんくんじゅう)」といいます。お釈迦様の教えは「聞く」ことが重要だと言われる由縁です。極楽浄土でも妙なる音が聞こえてきて、知らず知らずに清らかな心になっていく、それが鳥の鳴き声で表されているのです。
例えば「お経を聞いても何を言っているのか分からない」、「法話を聞いても直ぐに理解できない、実践できない」というのは至極当然かと思います。お経は基本的に漢文ですし、仏法の実践も簡単ではありません。しかし、聞くだけでも良いのです。聞き心地が良いように音楽のような読経(声明)があるのだと思います。触れる機会さえあれば自然と「熏習」されていき、心に変化が現れるはずです。
お寺でも月例の写経会の前に少しお話させていただいたり、『遊行』誌での法話を書かせていただいております。仏法に少しでも触れる機会にしていただけば有難く思います。
合掌
当山の御本尊である阿弥陀如来像は右袖が垂れていないので「片袖の弥陀」とも言われます。
3月はお庭に咲く沈丁花をモチーフにしております。
お彼岸=極楽浄土ということで、極楽世界に住する迦陵頻伽という鳥(上半身は人)をモチーフにしています。
迦陵頻伽は大変な美声で鳴くと言われ、極楽世界では常に妙なる音楽、鳴き声が聞こえてきます。
「極楽浄福」とは造語ですが、浄福は「信仰によって得られる清らかな幸福」を意味します。極楽はまさに浄福の世界です。
3月から1年間「宗尊親王和歌シリーズ」を始めます。親王像の絵は御奉納いただいたものを参考にしています。宗尊親王は当山の開基(創建者)です。史上初の皇族将軍として鎌倉幕府6代将軍に就き、その後更迭されるなど波乱に満ちたご生涯を過ごされました。和歌に非常に長けられ多くの作品を残されました。
「あはれことし 我が身の春も 末ぞとは しらで弥生の 花を見しかな」
解釈:ああ、今年よ、我が身の春が最後だとは知らずに弥生の花を眺めたことよ(鎌倉から京都に送還後詠んだもので、鎌倉での最後の春を思い起こしている)
猫のひな祭りとミモザです。
お写経を納め、阿弥陀様から「みました」の証を頂いてください。
「勇猛精進(ゆうみょうしょうじん)」とは強く勇ましい志で努力することをいいます。
「一日の計は寅にあり」とは一日の計画・目標は朝に決めることが肝心だということわざです。
左上のハンコは丑年と同じく、中国の古代漢字の「寅」をモチーフにしています。
【3月の写経会は3/13(日)です(蔓延防止措置中であれば中止します)】
*写経会の詳細は こちらから
>「京都時宗道場御朱印巡り」
年間行事予定(令和4年)
・通年…京都時宗寺院御朱印めぐり
・毎月第4土曜日14時~17時…写経会
・1月9日…総代会
・3月22日14時…春季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)
・4月8日…花まつり(釈尊降誕会)
・9月22日14時…秋季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)
3月の御朱印、写経会について
3月の御朱印対応日ですが、蔓延防止解除までは、直書き対応日を設けないことにいたします。
基本的にはお預かりか郵送で対応し、予約していただければその場で直書きも可とします。
書き置きの御朱印はいつでもお渡しできます。
また写経会は変則的ですが3月13日(日)を予定しております。当日が蔓延防止の期間中であれば、開催は中止とさせていただきます。
なかなか安心してお参りしていただける日が来ませんが、どうぞご参拝の際は十分に体調には気をつけてお越しください。
宜しくお願いいたします。