月: 2024年1月

2月のお便り(令和6年・117号)

【2月の写経会は24日2時より行います。】

*写経会の詳細は こちらから

 

【今月の掲示板】

「困難の中に機会がある」

アインシュタイン

 

慚愧ざんぎの心”

能登地震より一月が経ちました。被災された皆さまに御見舞いを申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。宗祖一遍上人が「地獄鬼畜の苦しみはいとへどもまた受けやすし」と仰るように、この世は思い通りにならない苦しみの連続です。それでも私たちは乗り越えるしかありません。1人では難しいことは、仏様の智慧をお借りし、皆で支え合いましょう。私も個人としてお寺として出来うることをさせていただければと思います。

さて、今月3日は節分です。寺社などでは邪気(邪鬼)を払う追儺ついなの儀式が執り行われます。鬼という存在の捉え方は様々ですが、私たちの心にある怒りや妬みの感情の象徴であるとも言われます。仏教では鬼も苦しみに喘ぐ存在であることが説かれますが、人が怒りやねたみで自分自身を苦しめることと繋がりがあるように思えます。

鬼という漢字が入る「慚愧ざんぎ」という言葉があります。自らの過ちを大変恥いるときに「慚愧にえない」という使い方がよくされます。

もともと慚愧は慚と愧に別れており、慚は自らに対して恥じること、愧は他者や世間に対して恥じることであり、ともに仏教では善なる行いとされます。私たちは煩悩に抗えず様々な過ちを犯してしまいますが、仮にそれを恥じずに過ごせば、やがて大きなや過ちを犯してしまうことでしょう。そうならないためにも慚愧の心を意識することが必要です。

仏教は“他者の批判より、自己の反省”を勧めます。他者の批判では成長できませんが、自己の反省は成長に繋がるからだと私は思います。。慚愧は自分の失敗を恐れ、他人に遠慮し引っ込み思案になることとは異なります。むしろ成長を目指す力になり得るものだと思います。

「愧」の心(りっしんべん)を失えば「鬼」が出てくることを忘れないようにしましょう…

合掌

 

令和6年限定御朱印(飛翔・1000円)直書き可

空を自由に飛翔する龍にあやかり、飛翔の一年となることを願い授与いたします。
右下のハンコは「辰」の漢字をイメージしています。

令和6年限定御朱印・書置きのみ(龍騰・1000円)

令和6年限定御朱印・書置きのみ(龍騰・1000円)

朱色と緑色は書き置き限定の御朱印で「龍騰りゅうとう」と揮毫させていただきました。
騰は高く上がる、盛んで勢いがある様を意味します。

・当月限定御朱印

令和6年2月限定御朱印(梅に鶯・500円)

取り合わせの良い組み合わせ、美しい調和の例えです。当山庭に梅もありますが、よく来るのはウグイスではなくメジロです👀
今年はお地蔵様(ちぶさじぞう)を押印していきます。

 

令和6年2月限定御朱印(節分追儺・1000円)

節分に邪気(邪鬼)を払うことを言います。鬼と慚愧について今月のお便りに法話を書かせていただきました。宜しければご覧ください。
今月も隠し文字がありますよ。

 

令和6年2月限定御朱印(百人一首・和泉式部・柄付き和紙、見開き書置き1000円)

百人一首をモチーフにした和歌御朱印です。
「あらざらむ この世の外の 思ひ出に
今ひとたびの 逢ふこともがな」
【もうすぐ死んでしまう私のあの世への思い出として、今もう一度お逢いしたいものです。】

 

写経奉納限定御朱印(500円・月替わり2 月)

涅槃像と涅槃ポーズの猫です。
お写経を納め、阿弥陀様から「みました」の証を頂いてください。(ホームページから写経用紙も印刷できます)

 

来寺限定御朱印(500円・月替わり2 月)

1月から新たに授与させていただきます✨
「ようおまいり」は関西ではお参りした方にお掛けする言葉で知られています。
*授与は直接ご参拝の方に限らせていただきます

 

 

>「京都時宗道場御朱印巡り」

 


年間行事予定(令和6年)

・通年…京都時宗寺院御朱印めぐり

・毎月第4土曜日14時~17時写経会

・1月14日…総代会

・3月22日14時…春季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)

・4月8日…花まつり(釈尊降誕会・法要は2時より)

9月22日14時…秋季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)

令和6年2月の御朱印対応日

2月の御朱印直書き日・本堂拝観可能日をお知らせします。

6,19日(午前9時~11時半)

12,17,24,25日(午後1時~4時頃)

*対応不可 : 8日

*書置きのみ:3,14,15,18,20,21,28日

🔶その他の空白の日はメッセージ、電話、メールなどでご予約いただくか、タイミングが合えば直書きさせていただきます(書き置きはいつでもあります)。

🔶ご希望があれば1月の御朱印も日付抜きで授与いたします。

🔶お預かりでの後日お渡し、レターパック等持参での郵送も可能です。お預かりとお返しは9時~17時で基本的に毎日受け付けておりますのでご活用ください。お預けの際はなるべく事前に申し込み用紙かメモなどを付けていただけると有り難いです(お隣の荘厳寺様との同時受付も可能です)

また郵送対応も引き続き行います。

🔶急務により対応日の変更もございますので、ご了承ください。

月替わり御朱印料の改定に関して

突然で申し訳ありませんが、1月から月替わりの御朱印志納金を改定させていただきます。

通年の朱書き、納経御朱印、干支御朱印は変わりませんが、月替わりの片面を500円、見開きを1000円にさせていただきます。

物価高とともに年々お寺の維持費も上がっております。今後の寺院護持にご助力、ご理解いただけますと幸いです。

毎月数種類お申し込みいただいている方には、特に負担になり申し訳ございませんが、何卒ご容赦くださいますよう宜しくお願い申し上げます。

1月のお便り(令和6年・116号)

【1月の写経会は27日2時より行います。】

*写経会の詳細は こちらから

 

【今月の掲示板】

 

 

“辰年に寄せて”

明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。皆々様のご多幸、ご健康を心より祈念いたします。

本年は辰年です。龍といえば仏教を護る存在、龍神として知られます。アジアにおける龍の起源はインドの蛇神、水神である「ナーガ」であるという説があり、仏典に登場するナーガも中国で翻訳された際には「竜」「竜王」の漢訳が当てられています。

龍は神獣であり、竜巻と共に空へ上り、自由に飛翔し、風雨を操ります。荒々しいイメージの龍ですが、力とともに大いなる慈悲を持ち合わせていると言われます。慈悲とは仏教の最も大切な実践徳目で、「慈」と「悲」に分けられます。慈とは慈しみ、与楽を意味し、相手に楽を与えたいという気持ちのことです。悲は哀れみを意味し、相手の苦を取り除きたいという気持ちです。嬉しいことは一緒に喜び、悲しいことには寄り添って励ますというのが慈悲の実践ではないかと思います。

仏教は智恵と慈悲の宗教であり、その体現者が仏さまです。先ほどの龍の話で言うと、龍の大きな力、飛翔能力は智慧であり、その力を慈悲の心を以て使うことに重要な意義があるのだと思います。私たちも自分に大きな力がないと思っていても、意外と他人に影響を与えているものです。自分のちょっとした言葉や行いは良くも悪くも相手に伝わることに注意しなければなりません。

さて新たな年を飛翔、飛躍の一年に、と思っていらっしゃる方も多いかと思います。ただ、私たちは龍のように一人では飛べません。その飛翔は常に周りの力、支えがあってこそだと感謝することが、肝要ではないでしょうか。

合掌

 

令和6年限定御朱印(飛翔・1000円)直書き可

空を自由に飛翔する龍にあやかり、飛翔の一年となることを願い授与いたします。
右下のハンコは「辰」の漢字をイメージしています。

令和6年限定御朱印・書置きのみ(龍騰・1000円)

令和6年限定御朱印・書置きのみ(龍騰・1000円)

朱色と緑色は書き置き限定の御朱印で「龍騰(りゅうとう」と揮毫させていただきました。
騰は高く上がる、盛んで勢いがある様を意味します。

・当月限定御朱印

令和6年1月限定御朱印(初詣・500円)直書き可

新年、新たな気持ち出発したいものです。旧年の感謝と新年の抱負をもってどうぞお参りください。
今年の片面にはお地蔵様を押印していきます。

 

令和6年1月限定御朱印(大願成就・1000円)直書き可

本年が皆様にとって佳(よ)き一年となる様お祈り申し上げます。大きな目標や夢を叶えるには、だるまさんのように何度転けても立ち上がることが大切ですね。
今月も隠し文字がありますよ

 

写経奉納限定御朱印(500円・月替わり1 月)直書き可

辰の土鈴とみかん箱に入った猫です

お写経を納め、阿弥陀様から「みました」の証を頂いてください。

 

来寺限定御朱印(500円・月替わり1月)直書き可

1月から新たに授与させていただきます✨
「ようおまいり」は関西ではお参りした方にお掛けする言葉で知られています。
*授与は直接ご参拝の方に限らせていただきます

 

 

>「京都時宗道場御朱印巡り」

 


年間行事予定(令和6年)

・通年…京都時宗寺院御朱印めぐり

・毎月第4土曜日14時~17時写経会

・1月14日…総代会

・3月22日14時…春季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)

・4月8日…花まつり(釈尊降誕会・法要は2時より)

9月22日14時…秋季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)