月別: 2021年7月

オリジナル写経用紙

有難いことに日頃より当寺へたくさんのお写経をご奉納いただいております。ご納経いただきましたお写経は本堂にてお名前を読み上げて祈願させていただいております。

この度、より身近に一遍上人の教えに触れていただきたく、オリジナルの写経用紙を作成させていただきました。

玄関でお声がけいただければ、和紙に印刷したものをお渡しさせていただきます(無料です)。

下記からもダウンロードしていただけます。

もちろん今まで通り「般若心経」など、ほかの経典を奉納していただいても構いません。

福田寺奉納写経用紙

 

六十万人頌ろくじゅうまんにんじゅ」と「六字無生頌ろくじむしょうじゅ」について

文永11年(1274)、一遍上人が熊野本宮証誠殿しょうじょうでん参籠さんろうし、熊野権現くまのごんげんの夢告により感得したのが「六十万人頌」です。四句の頭文字をとると「六十万人」となることからこのように呼ばれます。また六十万人はすべての人々を表しているとも言われます(全国の国々は六十余州と呼ばれました)。さらに同じ覚りの内容を表す詩句に「六字無生頌」があります。

一遍上人は熊野を出た後、全国を遊行しながら「南無阿弥陀佛  決定往生けつじょうおうじょう  六十万人」と書かれた念仏札を人々に配られました(賦算ふさんといいます)。

 

六字名号一遍法ろくじみょうごういっぺんぽう

十界依正一遍体じっかいえしょういっぺんたい

万行離念一遍証まんぎょうりねんいっぺんしょう

人中上々妙香華にんちゅうじょうじょうみょうこうげ

「南無阿弥陀佛」の六字名号は、生死しょうじや相対差別を超えた絶対の教法である。

一たび念仏を称えれば、迷いの世界も悟りの世界も一体となり、凡夫と聖者の区別もなくなる。

あらゆる自力の行を離れ、はからいを捨てた念仏に往生のあかしがある。

このような心構えで念仏をとなえる人こそ、泥中に咲く白蓮花びゃくれんげのような素晴らしい人である。

 

六字之中ろくじしちゅう 本無生死ほんむしょうじ 一声之間いっしょうしけん 即証無生そくしょうむしょう

六字名号の中には、もとより生死(平生へいぜい・臨終)といった区別はなく、

ただ今となえる念仏こそ、生死を超えた悟りなのである。