【4月の写経会は26日2時より】
*写経会の詳細は こちらから
【今月の掲示板】
『お施餓鬼を終えて』
お彼岸が過ぎ、新年度を迎えました。先日の春季彼岸施餓鬼法要は22名のご出席がありました。今回、初めて住職、導師として故人様、ご先祖様のご回向をさせていただきました。法要の最後の挨拶でも申し上げましたが、「施餓鬼(せがき)」の意味するところは「有縁無縁のあらゆる精霊を供養する」であり、もう少し身近に表現すると「あらゆる先人に思いをはせる」という意味になろうかと思います。この法要で使用する「施餓鬼壇」は、明治期に住職を勤めた39世・加納法順和尚の代に作られたもので、100年以上はゆうに経っているでしょう。この施餓鬼壇にはお檀家様の先々代やさらに前の方のお名前が刻まれており、またその方々が供養された戒名等も彫られています。「きっとこの先人の皆様は現代でも手を合わせてもらうことを喜んでおられるかな」などと思いながらお施餓鬼のお勤めをしていました。さらには、福田寺は創建から今年で761年ですので、これまでに想像できない程多くの方々の思いを繋いできた歴史があることを改めて実感いたしました。
現代はご存じのように「墓じまい」や「家じまい」も少なくありません。寂しいことではありますが、時代の流れとして仕方ないことかとも思います。一つ言えるのは、そのような時流であっても、お寺が続く限りご先祖様への供養は続くということです。福田寺という一つのコミュニティは檀信徒という仲間、地域や一般のご参拝の方々に支えられており、逆にお寺は皆様を仏法をもって導き、故人様を供養するという役割があるはずです。お互いに支え合う「縁」であり、この縁を大切にし続けることが、今までお寺を支えてくださった方々への恩返しであろうと思っております。いつまでも皆様のお念仏の声が続くお寺でありたいと願っております。
合掌
~4月8日は、お釈迦様の誕生日です~
本年は6日(日)2時よりお釈迦様の誕生仏に甘茶をかける
「花まつり」の法要を行います。
当日は甘茶の試飲、お菓子の配布、御朱印の直書き
を予定しています。
どうぞお気軽にご参加ください。
・当月限定御朱印
◯片面「妙華」
1月より阿弥陀如来にまつわる用語を揮毫しています。
阿弥陀如来や極楽世界について説かれる『無量寿経』には阿弥陀如来が誓われた誓願があり、この願いが果たされた際は「妙なる華」が天より降り注ぐであろう、と説かれています。また『阿弥陀経』には極楽世界の住人は「妙華」を諸仏に捧げ供養していると説かれます。
◯見開き「弥陀三尊」
弥陀三尊とは阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩を指します。当山では弥陀三尊をご本尊として祀っております。
和風月名の「卯月」は卯の花が咲く月というのが有力な説だそうです。8日のお釈迦さまのご生誕日「花まつり」に合わせて誕生仏と桜、無憂樹の花をモチーフにしています🌸🌸
◯写経奉納限定御朱印
花を運ぶ小鳥と入園児姿の猫です。
お写経を納め、阿弥陀様から「みました」の証を頂いてください。(ホームページから写経用紙も印刷できます)
◯来寺限定御朱印
「ようおまいり」は関西ではお参りした方にお掛けする言葉です。
*授与は直接ご参拝の方に限らせていただきます
・当年限定御朱印
水と縁の深い蛇、巳年にちなんで「心如水(心は水の如し)」と揮毫させていただきます。水は身近でありながら、供養に捧げられる「神聖」「清らか」という一面もあります。また、「水は方円の形に随う」という言葉があるように、どのような形の器にも自らを合わせ変化させます。この柔軟性も水から学ぶ心のありようかと思います。
金運と福を招くと言われる蛇の縁起にちなみ、金の和紙にて授与させていただきます。
>「京都時宗道場御朱印巡り」
年間行事予定(令和7年)
・通年…京都時宗寺院御朱印めぐり
・毎月第4土曜日14時~17時…写経会
・1月12日…総代会
・3月22日14時…春季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)
・4月6日14時…花まつり(釈尊降誕会)
・8月…棚経(盆参り)
・9月22日14時…秋季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)