1月のお便り(令和6年・116号)

【1月の写経会は27日2時より行います。】

*写経会の詳細は こちらから

 

【今月の掲示板】

 

 

“辰年に寄せて”

明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。皆々様のご多幸、ご健康を心より祈念いたします。

本年は辰年です。龍といえば仏教を護る存在、龍神として知られます。アジアにおける龍の起源はインドの蛇神、水神である「ナーガ」であるという説があり、仏典に登場するナーガも中国で翻訳された際には「竜」「竜王」の漢訳が当てられています。

龍は神獣であり、竜巻と共に空へ上り、自由に飛翔し、風雨を操ります。荒々しいイメージの龍ですが、力とともに大いなる慈悲を持ち合わせていると言われます。慈悲とは仏教の最も大切な実践徳目で、「慈」と「悲」に分けられます。慈とは慈しみ、与楽を意味し、相手に楽を与えたいという気持ちのことです。悲は哀れみを意味し、相手の苦を取り除きたいという気持ちです。嬉しいことは一緒に喜び、悲しいことには寄り添って励ますというのが慈悲の実践ではないかと思います。

仏教は智恵と慈悲の宗教であり、その体現者が仏さまです。先ほどの龍の話で言うと、龍の大きな力、飛翔能力は智慧であり、その力を慈悲の心を以て使うことに重要な意義があるのだと思います。私たちも自分に大きな力がないと思っていても、意外と他人に影響を与えているものです。自分のちょっとした言葉や行いは良くも悪くも相手に伝わることに注意しなければなりません。

さて新たな年を飛翔、飛躍の一年に、と思っていらっしゃる方も多いかと思います。ただ、私たちは龍のように一人では飛べません。その飛翔は常に周りの力、支えがあってこそだと感謝することが、肝要ではないでしょうか。

合掌

 

令和6年限定御朱印(飛翔・1000円)直書き可

空を自由に飛翔する龍にあやかり、飛翔の一年となることを願い授与いたします。
右下のハンコは「辰」の漢字をイメージしています。

令和6年限定御朱印・書置きのみ(龍騰・1000円)

令和6年限定御朱印・書置きのみ(龍騰・1000円)

朱色と緑色は書き置き限定の御朱印で「龍騰(りゅうとう」と揮毫させていただきました。
騰は高く上がる、盛んで勢いがある様を意味します。

・当月限定御朱印

令和6年1月限定御朱印(初詣・500円)直書き可

新年、新たな気持ち出発したいものです。旧年の感謝と新年の抱負をもってどうぞお参りください。
今年の片面にはお地蔵様を押印していきます。

 

令和6年1月限定御朱印(大願成就・1000円)直書き可

本年が皆様にとって佳(よ)き一年となる様お祈り申し上げます。大きな目標や夢を叶えるには、だるまさんのように何度転けても立ち上がることが大切ですね。
今月も隠し文字がありますよ

 

写経奉納限定御朱印(500円・月替わり1 月)直書き可

辰の土鈴とみかん箱に入った猫です

お写経を納め、阿弥陀様から「みました」の証を頂いてください。

 

来寺限定御朱印(500円・月替わり1月)直書き可

1月から新たに授与させていただきます✨
「ようおまいり」は関西ではお参りした方にお掛けする言葉で知られています。
*授与は直接ご参拝の方に限らせていただきます

 

 

>「京都時宗道場御朱印巡り」

 


年間行事予定(令和6年)

・通年…京都時宗寺院御朱印めぐり

・毎月第4土曜日14時~17時写経会

・1月14日…総代会

・3月22日14時…春季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)

・4月8日…花まつり(釈尊降誕会・法要は2時より)

9月22日14時…秋季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)