~今月の行事~
【住職退任式・晋山式:11日 14時より行列開始】
【写経会:24日14時より】*写経会の詳細は こちらから
「5月 132号 晋山式に向けて」(PDF)
【今月の掲示板】
『晋山式に向けて』
肌寒かった季節はどこへやら、一気に夏日を記録し、夏の気配を感じる頃となりました。近年は5~10月まで夏日になることも珍しくなく、長い夏の始まりとなりそうです。くれぐれもご体調にはお気をつけください。
個人的には、いよいよ5月11日の「住職退任式・晋山式」が迫ってきており、準備に追われる日々を過ごしています。お檀家様の中には「晋山式って何だろう?」と思われた方も多いかもしれません。実は先代、先々代も、当時の状況によりこのようなお式を行っていなかったからです。簡単に言うと「晋」は「すすむ」、「山」は「お寺」を意味し、住職の認可を受けた僧侶が御本尊様、歴代和尚様等へ新任を奉告する儀式です。檀信徒、地域の皆様へ新住職をお披露目するという意味合いもあります。
今年の1月に住職となり、多くの方から御祝と激励の言葉を頂きました。改めて、長い歴史を持つ福田寺を護持するという使命感を感じるとともに、皆様から「お寺のこと、しっかり頼みますね」というご期待もひしひしと伝わってまいりました。
ただし、今のお寺は“若い住職が入ったから安心”というわけにはいきません。昭和、平成、令和と時代が進む中で人の価値観も大きく変わり、少子高齢化、核家族化は寺院運営にも様々な影響を与えています。これからは、時代に合わせて柔軟に変化に対応する一方で、変えてはならないものをしっかりと守るという、両面の判断がますます重要になると感じています。
新たな取り組みとしては、「公式LINE」を大幅リニューアルし、スマートフォンからメッセージや各種お申し込みをいただけるようになりました。ありがたいことに、登録者数も日に日に増え、現在約200名の方にご登録いただいております。より身近にお寺の活動を知っていただき、積極的に関わっていただければ嬉しく思います。
晋山に当たり大切にしたい心は「瑞気集門」です。読んで字のごとく、めでたく良い運気が門に集まるという言葉ですが、この瑞気は「ご縁」によって生まれるのではないかと思うのです。皆様とのご縁を大切にし、気持ちよくお参りいただけるお寺にすることが、福田寺の興隆にも繋がると考えております。
さて、晋山式当日は雅楽の音色に彩られた稚児行列から始まる予定をしております。檀信徒の皆様もどうぞご参列ください。また日頃、御朱印等でご縁をいただいている方々にもご覧いただきたいと思う一方、本堂内の席数の問題で入堂は困難かと思います。ご興味のある方は、堂外から行列などをご覧いただければ幸いです。
大きな節目を迎え、皆様と共に新たな福田寺の歩みを刻めることを楽しみにしております。
合掌
・当月限定御朱印
◯片面「発心」
〈1月より阿弥陀如来にまつわる用語を揮毫しています〉
発心とは、全てを阿弥陀様におまかせする心、念仏の道を歩もうとする心です。「南無阿弥陀仏」と称えることがそのまま発心となるのです。
晋山式にあたり、初心に帰る意味も含めこの言葉を選ばせていただきました。
◯見開き「弥陀三尊」
弥陀三尊とは阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩を指します。当山では弥陀三尊をご本尊として祀っております。
和風月名の「皐月」は「早苗月」が略されて「さつき」となったとされます。消しゴムハンコのモチーフは鯉のぼりと菖蒲の花です♪
◯写経奉納限定御朱印
母の日にカーネーションを渡す猫、フジとクマバチです。
お写経を納め、阿弥陀様から「みました」の証を頂いてください。(ホームページから写経用紙も印刷できます)
◯来寺限定御朱印
「ようおまいり」は関西ではお参りした方にお掛けする言葉です。
*授与は直接ご参拝の方に限らせていただきます
・当年限定御朱印
水と縁の深い蛇、巳年にちなんで「心如水(心は水の如し)」と揮毫させていただきます。水は身近でありながら、供養に捧げられる「神聖」「清らか」という一面もあります。また、「水は方円の形に随う」という言葉があるように、どのような形の器にも自らを合わせ変化させます。この柔軟性も水から学ぶ心のありようかと思います。
金運と福を招くと言われる蛇の縁起にちなみ、金の和紙にて授与させていただきます。
>「京都時宗道場御朱印巡り」
年間行事予定(令和7年)
・通年…京都時宗寺院御朱印めぐり
・毎月第4土曜日14時~17時…写経会
・1月12日…総代会
・3月22日14時…春季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)
・4月6日14時…花まつり(釈尊降誕会)
・
・8月…棚経(盆参り)
・9月22日14時…秋季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)