12月のお便り(令和7年・139号)

~今月の行事~

【写経会:12月27日14時〜】

*写経会の詳細は こちらから

 

【掲示板】

12月 139号 (PDF)

 

『変わるもの、変わらないもの』

早いもので、今年も師走を迎えました。秋が短いこともあってか、余計に年の瀬が早いような気もいたします。皆様にとって今年はどんな一年だったでしょうか。世の中を振り返ると、「変化」の多い年だったように感じます。「四季から二季」へと言われた気候変動、トランプ大統領の再就任や高市総理が初の女性首相に就任したという政治変動、さらにはAI・生成AIという革新的技術の進展が、今後の社会基盤を形づくり、私たちの生活を一変させる可能性を秘めています。

個人的な変化としては、私は本年の元日に当山第四十五世住職を拝命し、五月には晋山式を執り行いました。近年はお寺に求められる役割も変わりつつあり、お寺としてのあり方そのものを見直さなければならないと強く感じる一年でもありました。葬儀一つをとっても家族葬が大半を占め、「直葬」と呼ばれる極端な例も当然のように葬儀会社のプランに出ています。もちろん、弔いの心やご供養の気持ちは変わっていないと思いますので一概に否定はできませんが、心と「儀式」の両面を大事にするのが仏教の本流であることは忘れてはいけないと思います。

少し話がそれましたが、「変化」を仏教ではどのようにとらえるかというと、やはり「諸行無常」の教えです。今年は変化の年だと申し上げましたが、仏教ではそれは特別なことではなく、毎年毎日、いや日々刻々と起こる“当然の理”だと説かれます。すべてのものは常に移り変わり、固定した実体ではありません。経済も、人間関係も、健康も、そして私たち自身の心も例外ではありません。ただ、頭で分かっていても心のどこかでは「変わってほしくない」という思いもあり、変化を恐れて逃げ出したいような気持ちになることもあるのではないでしょうか。人は変化の只中に置かれると、先を案じ、不安を抱えます。お釈迦様が説かれたように、「無常」はしばしば「苦しみ」を伴うのです。ですが、これは目覚めや気付きの機会ともなりえます。例えば、何かが失われたと感じる時、それは「変わらないもの」を見出す手がかりにもなるのです。

宗祖一遍上人は「捨聖(すてひじり)」と尊称され、極楽を願う心も、地獄を恐れる心も捨てよと説かれました。変化に揺れる世の中で、絶対に揺らがないよりどころは、名号「南無阿弥陀佛」を称えるお念仏です。念仏は、どれほど世の中が揺れようとも、変わらず私たちを支える行(ぎょう)です。

どうぞこの一年の変化をそれぞれに振り返りながら、お念仏と共に心を整えていただければと存じます。変化を恐れるのではなく、むしろ変化の中にこそ深まる安心を味わいながら、新しい年を迎える準備を進めてまいりましょう。

合掌

 

・当月限定御朱印

令和7年12月限定御朱印(無常・500円)

◯片面「無常」
1月より阿弥陀如来にまつわる用語を揮毫しています。
このシリーズも最後です!
今月のお便りでは「変化」について書かせていただきました。「無常」もすなわち常なる変化のことです。無常だからこそ、「今」が大切なのですね。消しゴムはんこは庭のキンカンの実です。

 

令和7年12月限定御朱印(弥陀三尊・1000円)

◯見開き「弥陀三尊」
弥陀三尊とは阿弥陀如来・観音菩薩・勢至菩薩を指します。当山では弥陀三尊をご本尊として祀っております。
今月は「お釈迦さまの成道」をモチーフにしております。お釈迦さまが「触地印」を結び、悪魔を退散する様子を表しています。

 

写経奉納限定御朱印(500円・月替わり12月)

◯写経奉納限定御朱印
スノードームを見る猫と冬至がモチーフです♨️
お写経を納め、阿弥陀様から「みました」の証を頂いてください。(ホームページから写経用紙も印刷できます)

 

来寺限定御朱印(500円・月替わり12月)

◯来寺限定御朱印
「ようおまいり」は関西ではお参りした方にお掛けする言葉です。
*授与は直接ご参拝の方に限らせていただきます

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・晋山記念御朱印

令和7年5月11日の晋山記念の御朱印を授与します

*書置きのみ(和紙の種類はランダムです)
*100体限定です
*授与の日付は入りません

〜 瑞気集門 〜

瑞気とはめでたい気、その気がお寺に集まることを願い揮毫させていただきました。お寺という場所は多くの方の心の拠り所であり、ご縁が結ばれる場所であると思っております。この瑞気は人と人とのご縁により濃いものとなり、それが福田寺の護持発展、ご参拝いただいた方々の幸福につながるものと信じております。

 

・当年限定御朱印

令和7年限定(1000円・心如水)直書き可

水と縁の深い蛇、巳年にちなんで「心如水(心は水の如し)」と揮毫させていただきます。水は身近でありながら、供養に捧げられる「神聖」「清らか」という一面もあります。また、「水は方円の形に随う」という言葉があるように、どのような形の器にも自らを合わせ変化させます。この柔軟性も水から学ぶ心のありようかと思います。

 

令和7年限定(1200円・金運招福)金色和紙/書置きのみ

金運と福を招くと言われる蛇の縁起にちなみ、金の和紙にて授与させていただきます。

 

>「京都時宗道場御朱印巡り」

 


年間行事予定(令和7年)

・通年…京都時宗寺院御朱印めぐり

・毎月第4土曜日14時~17時写経会

・1月12日…総代会

・3月22日14時…春季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)

・4月6日14時…花まつり(釈尊降誕会)

・5月11日…住職退任式・晋山式

・8月…棚経(盆参り)

9月22日14時…秋季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)