【7月の写経会は22日(土)14時からです】
*写経会の詳細は こちらから
【今月の掲示板】
「夢はでっかく 根はふかく」
相田みつを
“目連尊者”
蒸し暑い日が続きますね。早いもので今年一年の半分が過ぎました。今年の目標を定められていた方は達成できたでしょうか。今月は七夕がありますので、目標や夢を短冊に書いてみるのもいいかもしれません。お寺でも笹飾りを作りたいと思いますので、お参りの際はお飾りしてくださいね。
さて、以前お釈迦様の偉大な10人のお弟子さん(十大弟子)のうち、舎利弗、阿難のお二人を紹介しました。今回は「目連尊者」のご紹介をしたいと思います。名前に関しては「目犍連モッガラーナ)」が正しい呼び名ですがしばしば「目連」と呼ばれます。もとは舎利弗とともに別の教団の指導者の立場でしたが、お釈迦様と出会い感銘を受け弟子たち250人を連れて仏教教団に入ったといいます。
十大弟子は尊崇される分野から「○○第一」という尊称がつけられ、目連尊者は「神通第一」と言われます。神通とは神通力のことであり、お釈迦様の弟子の中でも随一の神通力の持ち主であったと言われます。現代の私たちには超能力という言葉の方がなじみがあるかもしれません。仏教では六種類(六神通)が知られています。
- 神足通(思い通りにどこにでも行ける自在の通力)、
- 天眼通(あらゆるものを見通し、人々の輪廻転生をも知る能力)、
- 天耳通(あらゆる音、声を聞く能力)、
- 他心通(他人の心のありさまを知る能力)、
- 宿命通(自身の過去世を知る能力)、
- 漏尽通(自身の煩悩が尽きて二度と生まれ変わることがないことを知る能力)
にわかには信じがたい能力ですが、お釈迦様をはじめ修行者は瞑想修行によりこれらの力を身につけたといいます。仏典は脚色が多く加えられるため、神通力についてもそのような面もあるかと思います。大事なことはこの神通力は“心の修養が必要”であり“他人の利益ために使われる”ということではないかと思います。実は目連尊者はお釈迦様より先に亡くなってしまいますが、自分の死を避けるために神通力を使われることはなかったのです。仏教が最も大事にしている心の在り方、他者への心配り、慈しみ、友愛、これらを当たり前のように実践できることが神通力に通じるのかもしれません。
合掌
夏の短い夜は短夜(みじかよ)と呼ばれます。単に時間の短さをいうだけでなく、夜が明けていく寂しさも含意されています。
「碧落一洗」とは雨上がりの澄んだ青空を指します。碧落とは青空のこと、一洗はきれいさっぱり洗い流すことです。
青空のように心晴れやかに過ごしたいものです。
百人一首をモチーフにした和歌御朱印です。
「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ」
【約束をしたのに来ない人を待つ私は、松帆の浦の夕凪に焼く藻塩のように、身も焦がれるほどに慕い続けているよ】
ビーチサンダルと浮き輪で寝るネコです。
お写経を納め、阿弥陀様から「みました」の証を頂いてください。
1月のお便りに書かせていただきました「柔和の心」テーマにしています。
「学べば即ち固ならず(学問をすれば自分の考えに凝り固まることがなくなる)」とは孔子『論語』の言葉です。
愛敬(あいぎょう)とは愛しみ、敬うことです。仏様のお顔は柔和で慈悲にあふれており、「愛敬相」といわれます。現代の「愛嬌」や「愛想」もこの言葉から来ています。
>「京都時宗道場御朱印巡り」
年間行事予定(令和5年)
・通年…京都時宗寺院御朱印めぐり
・毎月第4土曜日14時~17時…写経会
・1月8日…総代会
・3月22日14時…春季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)
・4月8日…花まつり(釈尊降誕会・法要は2時より)
・9月22日14時…秋季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)