10月のお便り(令和8年・149号)

~今月の行事~

【写経会:10月24日(土)14時より】

*写経会の詳細は こちらから

 

【掲示板】

 

 

『 足るを知る 』

秋も深まり、少しずつ過ごしやすい季節となってまいりました。田んぼでは稲穂が実り、頭を垂れる姿が見られる季節です。

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉があります。実をつけるほどに、その重みで頭を下げていく稲穂の姿を、人の謙虚さになぞらえた言葉です。

さて、皆様は「足るを知る」という言葉をご存じでしょうか。「もっとお金があれば」「もう少し広い家に住みたい」「もっと良いものが欲しい」。「隣の芝生は青く見える」といいますが、私たちは、今あるものよりも「持っていないもの」に目を向けてしまいがちです。

一つ手に入れば、また次のものが欲しくなる。欲しかったものを手に入れても、しばらくすれば、それが当たり前になってしまう。そして、また「もっと」と求めてしまう。

仏教には「少欲知足」という言葉があります。「少欲」と「知足」は、似ているようで少し意味が異なります。

少欲とは、むやみに求めたり取ったりしないこと。そして知足とは、少ないものであっても、それを得たことを悔やまないことです。また、得たものに執着しないことを「知足」と説いています。

仏教では、欲望をすべて悪いものとしているわけではありません。私たちが生きていく上で、より良くなりたい、何かを成し遂げたいという思いもあります。しかし、欲望に振り回され、「もっと、もっと」と際限なく求め続けてしまうと、いつまで経っても心は満たされません。だからこそ、自分が何を求めているのかを見つめ、必要以上に欲望に振り回されないことが大切なのです。

そして、「足るを知る」とは、何も欲しがらず、我慢して生きるということでもありません。むしろ、今の自分がすでに多くのものを「いただいている」と気づくことなのではないでしょうか。

今日食べるご飯も、住む場所も、家族や友人とのつながりも、私たち一人の力だけで得たものではありません。多くの人の働きや、自然の恵み、そして数えきれないご縁によって、今の暮らしが成り立っています。

「もっと欲しい」と思うばかりの心ですと、いつまでも「足りない」ままです。しかし、「これもいただいている」と目を向けてみれば、何気ない日常の中にも、すでにたくさんの恵みがあることに気づかされます。今あるものを「足りている」と知り、その一つひとつを大切にいたしましょう。

実りの秋。頭を垂れる稲穂を眺めながら、私たちもまた、今いただいているご縁に気づき、感謝の心を持って一日一日を過ごしてまいりたいものです。

 

合掌

・当月限定御朱印

令和8年10月限定御朱印(秋果・500円・直書き可)

◯片面「秋果」

リンゴ、ブドウ、ナシ、栗、柿など 秋の果実が実る季節。「秋果」を「収穫」して「集荷」する、そんな場面がモチーフです。

 

令和8年10月限定御朱印(難思光仏・1000円・直書き可)

◯見開き「難思光仏」

令和8年は、阿弥陀仏の別号である「十二光仏」を一尊ずつ順に揮毫いたします。十二光仏とは阿弥陀如来の光明の働きを十二の徳としてあらわした尊称です。

宗祖一遍上人は、遊行の旅に携行する最小限の持ち物を「十二道具」と定め、それぞれを阿弥陀如来の功徳になぞらえて示されました。すなわち、日常で身近な道具を使うときにも、念仏の心、仏徳を思い起こすべしとの教えが込められています。

「南無阿弥陀仏。この人、人中の芬陀利華なるを信ずる心、これ即ち難思光仏の徳なり。」

難思光仏とは、私たちの思いでは想像することも難しい、到底はかり知ることのできない、阿弥陀如来の深い功徳をあらわすお名前です。
十二道具の一つに当てられる衣(ころも)は、身を包み、守るものです。また、僧侶が身につける法衣は、仏法をあらわすものとして、古くから人々に尊ばれてきました。
一遍上人は、念仏を称える人を「人中の芬陀利華」、すなわち人々の中に咲く白蓮華にたとえられました。蓮華は泥の中に咲きながらも、その姿は清らかで美しく、人々から尊ばれる花です。それと同じように、念仏を称える人もまた、阿弥陀如来の慈悲に包まれ、白蓮華のごとく尊い存在として生かされているのです。
私たちが自らの力で尊い人になるのではありません。

計り知れない阿弥陀如来のはたらきによって、私たち自身が白蓮華となる。
そのお力を信ずる心こそが、難思光仏の徳にほかなりません。

 

 

写経奉納限定御朱印(500円・月替わり10月・直書き可)

◯写経奉納限定御朱印

今月の消しゴムハンコは、焼き芋/金木犀と猫です😸

お写経を納め、阿弥陀様から「みました」の証を頂いてください。(ホームページから写経用紙も印刷できます)

 

来寺限定御朱印(500円・月替わり10月・直書き可)

◯来寺限定御朱印

「ようおまいり」は関西ではお参りした方にお掛けする言葉です。

*授与は直接ご参拝の方に限らせていただきます

 

・当年限定御朱印

令和8年限定(1000円・慈愛の心)直書き可

◯慈愛の心

慈愛とは、相手の苦しみに寄り添い、幸福や安らぎを願う心です。
この御朱印を通じて、慈愛の心が自分自身、周囲の人にも広がりますよう願っております。

 

令和8年限定(1200円・一路疾駆)書置きのみ

◯一路疾駆

一路疾駆とは、迷うことなく一途に歩み、目標に向かって力強く進む心を表します。
この御朱印を手にする方が、自分の道を信じ、勇気をもって前へ進めますよう願っております。
金の和紙にて授与させていただきます。

 

>「京都時宗道場御朱印巡り」

 


年間行事予定(令和8年)

・通年…京都時宗寺院御朱印めぐり

・毎月第4土曜日14時~17時…写経会

・1月11日…総代会

・2月6日~3月16日…涅槃図公開(本堂公開日に限る)

・3月22日14時…春季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)

・4月6日14時…花まつり(釈尊降誕会)

・8月…棚経(盆参り)

・9月22日14時…秋季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)