~今月の行事~
【写経会:9月26日(土)14時より】
*写経会の詳細は こちらから
【掲示板】
『 機嫌の起源 』
早いもので、秋のお彼岸が目の前です。
お彼岸は浄土のご先祖様を偲ぶ期間と言う意味合いともう一つ、仏道に専念する期間と言う意味があります。専念というと難しいですが、少しでも仏教を生活に取り入れるという意識が大事かと思います。
仏教には掟や規則があり、「戒律」と呼ばれます。その中でも「殺生してはならない」や「盗んではならない」と言った“行為そのものが悪である”というタイプのものと、「酒を飲んではならない」、「五辛(にんにく、ネギなど刺激の強いもの)を避ける」という、“行為そのものに善悪はないが、結果的に悪を招きやすいので禁止”というタイプのものがあります。修行僧がお酒を飲んで問題を起こせば、世間の非難を浴びる。五辛で情欲が増せば修行に差し障る。と言った具合です。これを「譏嫌(きげん)戒」と呼びました。「譏」は「そしる」、「嫌」は「きらう」という意味です。つまり「譏嫌」とは、人から非難され、嫌われることを意味し、それを防止するために守るのが譏嫌戒です。簡単に言えば、僧侶はお布施を頂き生活しているので「僧侶なのに、あんなことをしている」と世間から思われるような振る舞いを慎む必要があったのです(これは現在でも同じですね……)。
やがて「譏嫌」という言葉は、「人からどう思われるか」「相手はどのような気持ちなのか」という意味へと広がり、現在の「機嫌が悪い」「機嫌をとる」――何気なく使う「機嫌」という言葉へと繋がっていきました。そう考えると、「機嫌」という言葉には、もともと「自分だけではなく、周りの人のことも考える」という意味が含まれていたのですね。
以前テレビで芸人のみやぞんさんが「自分の機嫌は自分でとる。人にとってもらおうとしない」とおっしゃっていました。私たちは、つい自分の機嫌を誰かのせいにしてしまいます。「あの人があんなことを言ったから腹が立った」「もっと優しくしてくれればいいのに」と、相手に自分の心を整えてもらおうとしてしまいます。
もちろん、誰かの言葉に傷つくこともあります。腹が立つことも、悲しいこともあります。ただ、その感情をそのまま周りの人にぶつけてしまえば、今度は自分が誰かの心を乱すことになります。なるべく自分の心は自分で整えたいものです。
「譏嫌」という古い仏教の言葉は、現代の私たちに「自分の機嫌」と「人への心配り」の両方を教えてくれているのではないでしょうか。
合掌
・当月限定御朱印
◯片面「重陽」
9月9日は重陽の節句。菊酒を飲む慣習が中国から伝わったそうです。消しゴムはんこのモチーフは「蝶酔う」です🦋🍶。
◯見開き「智慧光仏」
令和8年は、阿弥陀仏の別号である「十二光仏」を一尊ずつ順に揮毫いたします。十二光仏とは阿弥陀如来の光明の働きを十二の徳としてあらわした尊称です。
宗祖一遍上人は、遊行の旅に携行する最小限の持ち物を「十二道具」と定め、それぞれを阿弥陀如来の功徳になぞらえて示されました。すなわち、日常で身近な道具を使うときにも、念仏の心、仏徳を思い起こすべしとの教えが込められています。
不断光仏
南無阿弥陀仏。
「 畢命を期とし、念念に称名を信ずる心、これ即ち不断光仏の徳なり。」
不断光仏とは、絶えることなく、いつまでも私たちを照らし続ける阿弥陀如来の光をあらわすお名前です。
私たちの心は、喜びや悲しみ、迷いや不安によって揺れ動きます。しかし、阿弥陀如来の光は、私たちの心がどのような状態であっても、決して途切れることなく照らし続けてくださいます。
十二道具の一つに当てられる念珠(ねんじゅ)は、念仏を称えるときに手にする道具です。
一粒一粒の珠を繰りながら念仏を称える姿は、命ある限り、念仏を絶やさず称え続けることをあらわしています。
一声の念仏、一声の念仏と、阿弥陀如来とともに歩み続ける。
その絶えることのない念仏のはたらきを信ずる心こそが、不断光仏の徳にほかなりません。
◯写経奉納限定御朱印
今月の消しゴムハンコは、おはぎ/月に住む猫です😸
お写経を納め、阿弥陀様から「みました」の証を頂いてください。(ホームページから写経用紙も印刷できます)
◯来寺限定御朱印
「ようおまいり」は関西ではお参りした方にお掛けする言葉です。
*授与は直接ご参拝の方に限らせていただきます
・当年限定御朱印
◯慈愛の心
慈愛とは、相手の苦しみに寄り添い、幸福や安らぎを願う心です。
この御朱印を通じて、慈愛の心が自分自身、周囲の人にも広がりますよう願っております。
◯一路疾駆
一路疾駆とは、迷うことなく一途に歩み、目標に向かって力強く進む心を表します。
この御朱印を手にする方が、自分の道を信じ、勇気をもって前へ進めますよう願っております。
金の和紙にて授与させていただきます。
>「京都時宗道場御朱印巡り」
年間行事予定(令和8年)
・通年…京都時宗寺院御朱印めぐり
・毎月第4土曜日14時~17時…写経会
・1月11日…総代会
・2月6日~3月16日…涅槃図公開(本堂公開日に限る)
・3月22日14時…春季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)
・4月6日14時…花まつり(釈尊降誕会)
・8月…棚経(盆参り)
・9月22日14時…秋季彼岸施餓鬼法要(加薬ご飯弁当のお振舞いをします)







